「株式ディーラー」プロの実践教本
山和証券の工藤哲哉さんの書かれた本です。
ディーリング部長で、若いディーラーを育てる立場。
様々な経験をされており、非常に参考になる点が多かったです。
Contents
メモ
監視銘柄(著者の場合は900銘柄)をチャート分析
証券会社のディーリング部門 月間損失限度額が規定されている
→達するとその月の取引はできない
ターゲットプライスをわかりやすく示してくれるテクニカル分析手法が実はあまりない
用いるテクニカル指標は過去数年分のデータをベースにして徹底的にバックテストを行い、自分なりにこれなら一定の水準の勝率を維持できると判断したもの
自分自身でバックテストするなどしてその有用性や欠点をしっかり確かめることが大切。教科書を鵜呑みにしない。
MAとMACD
移動平均の乖離の概念が計算式のベースにあるためMACDがゼロ付近にある場合、ダマシになる場合が多い
MAとの乖離の縮小は株価の下落もしくは上昇によって調整される場合と時間の経過によって調整される場合がある
若いディーラー
毎月数十万円のヤラレをコンスタントに出し、そこから少しずつやられなくなる
経験で言うと狙うリターンはリスク許容度の2倍程度
月に1000万円とれたらようやく一人前
月間200万円の利益を達成したら、次月はリスク許容度を150万円にして目標300万円に。
トレードのパフォーマンスを分析する
①すべてのトレードを集計し、その勝率を計算
51%あれば最低ラインはクリア。
60~70%あれば十分。
80%を超えれば最高。
②買ったトレード、負けたトレード、それぞれ収益額を損失額の平均を出す
平均収益額>平均損失額 が大事
③最大利益と最大損失のバランスをチェック
感想
プロの話が聞けるのは非常に貴重だった。
すぐに取り入れられる点もあり、役に立った。
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